セント・ジェームズ・ゲート醸造所とギネスビール
セントジェームズゲート醸造所はギネスビールの醸造所の一つで、1759年、アーサーギネスによってビールの生産が始められました。年間120万バレルのビールを生産する世界有数規模の醸造所。スタウトを生産する醸造所の中では世界で一番大きくなります。アーサーギネスはもともとキルデア州でエールビールの醸造をしていましたが、現在セントジェームズゲート醸造所のある土地を年間45ポンドという安さで9,000年の契約を結び借りたと言われています。
設立から10年後、ギネスビールは初めて輸出されます。最初の輸出先はイギリスで、その後英語圏を主に輸出量を増やしていきました。もともとはスタウトの生産をしていましたが、1787年からはポーターの生産を始め、1799年には全ての種類のビールを生産するようになります。
1932年、アイルランド自由国で製造管理法が制定されたことにより本社がロンドンへ移され、1997年にはギネス社はイギリスのグランドメトロポリタン社と合併し、Diageo社の一部となりました。