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Irish Whiskey アイリッシュウィスキー

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アイルランドの経済においてお酒はかなり重要な役割を果たしますが、アイルランドで作られているのはビールだけではありません。どうしてもウイスキーといえばスコットランドのスコッチウイスキーをイメージするかもしれませんが、実はアイルランドは世界で最初にウイスキーを製造した国。

アイリッシュウイスキーとは

「ウイスキーといえばスコッチ!」という方もいらっしゃいますが、アイルランドには「アイリッシュ・ウイスキー法」という法律がありアイリッシュウイスキーについてしっかり定義されています。

アイリッシュウイスキーの歴史

ウィスキー瓶とグラス アイリッシュウイスキーの歴史は、7世紀頃まで遡ります。地中海から戻った修道士たちは、香水を蒸留させるという新しい試みをアイルランドへ持ち帰ってきました。それをヒントにアイルランド人は、蒸留することによって飲めるアルコールを作り始め、初めて蒸留されたそのアルコールがゲール語で「命の水」を意味する「Uisge beatha」と呼ばれ、この言葉が現在のウイスキーという名前の由来になっているということです。

アイルランドの出来事を記した「Annals of Clonmacnoise」には1405年にウイスキー製造の記載があり、これがウイスキーに関して残っている最初の記録。1500年代にはイングランド女王エリザベス1世を初めとしてどんどん人気を集めたアイリッシュウイスキーですが、1661年にイングランドによって税金が課されるようになったことから非合法的なウイスキーが増え国外への輸出は急激に減ったということです。

18世紀にはロシア皇帝のピョートル一世によってアイリッシュウイスキーが絶賛され、アイリッシュウイスキーへの人気は依然として高かったもののその頃には非合法的な蒸留所の数は1,200以上にも昇っていたとか。19世紀初頭に税金が緩和され合法的な蒸留所が増えるまで続いたそうです。
しかし1838年にマシュー神父によってアルコールが悪とされたことから国民の大半が飲酒をしないことを誓い出し、それによって小さな蒸留所は経済的に困窮し20の蒸留所が倒産します。

1860年には発明家のエネアス・コフィーとロバート・ステインによって早く、安く作れるブレンドウイスキーが発明されたことは、その流れにさらに追い打ちをかけることになりました。ブレンドウイスキーは安いものの香りが薄く、アイルランドでは従来の方法でウイスキーを作り続けます。ブレンドウイスキーがアイルランドでは受け入れられなかったことからコフィーはスコットランドへ移動し、スコットランドでは幅広く受け入れられたということです。

スコットランドのブレンドウイスキーが勢いを伸ばしていくのに対し、アイリッシュウイスキーの国外への販売はどんどん減っていきます。1879年、ダブリンの4つの蒸留所は合同で「ウイスキーの真実(Truths about Whisky)」 という本を出版しその中でブレンドウイスキーの廃止を訴えました。スコットランドのブレンドウイスキーへの怒りから、それとアイリッシュウイスキーを区別するためにアイルランドでは”whisky”ではなく”e”を入れ”whiskey”と書かれ始めましたが、それが今でもアイルランドではwhiskeyが使われスコットランドではwhiskyが使われる理由ということです。

1909年には「ウイスキーとその他蒸留酒に関する王立委員会」が設立され、「十分に熟された中世スピリッツはwhiskyと呼ばれる」とされたことはアイルランドの蒸留所のスコッチスイスキー製造者への怒りをさらに大きくし、アイルランドではコークの蒸留所のみがブレンドウイスキーを製造していたということです。

それでもイングランドの一部とアメリカではアイリッシュウイスキーが好まれていましたが、アメリカでアイリッシュウイスキーが禁止されたことをきっかけに、禁止が解かれた後もスコッチウイスキーにその座を奪われてしまいます。

1830年頃に90まで増えた合法的な蒸留所の数は、1948年の時点ではすでに3つのみ(北アイルランドを入れても6つ)。3つの蒸留所は合併しirish Distrillers Ltdという会社を設立し、その後アイリッシュウイスキーの蒸留方法が再度認められアイリッシュウイスキーは人気を取り戻したということです。現在世界中で飲まれるホットカクテル「アイリッシュコーヒー」も、この流れの中で出来上がったもの。この歴史を知ると、アイルランド人がアイリッシュウイスキーに誇りを持っている理由もよくわかりますね。
アイリッシュウイスキーとスコッチウイスキーの違い
アイリッシュウイスキーとスコッチウイスキーの大きな違いは蒸留過程。スコッチウイスキーの場合は日本のウイスキーと同じく2回蒸留されますが、アイリッシュウイスキーの蒸留回数は3回。2回目の蒸留でもまだ残っている不純物を3回目の蒸留で取り除くことができるため、アイリッシュウイスキーは飲みやすさが特徴であると言われています。

アイリッシュウイスキーの銘柄

  • The Dead Rabbit Irish Whiskey
  • Tullamore D.E.W Original
  • Redbreast 15 year
  • Bushmills Original
  • Jameson Irish Whiskey
  • Powers Gold Label
  • Dubliner Irish Whiskey
  • The Irishman Irish Whiskey など

まとめ

日本ではあまり飲まれないアイリッシュウイスキーですが、知ってみると面白いですね。ダブリン中心部にはウイスキー博物館があり、アイリッシュウイスキーの歴史を学び最後には試飲をすることができます。この博物館はダブリンの人気観光スポットの一つで、語学学校のアクティビティでもよく利用されます。アクティビティを利用すると料金も安くなりますので、ぜひ行ってみてくださいね。
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