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Living costs in Ireland アイルランドの生活費の相場を解説

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留学をする際、気になるのが現地での生活費。留学の計画を立てる際も、予算は重要な事項かと思います。
この記事ではアイルランド(主に首都ダブリン)ではどれぐらいの生活費が必要なのかをテーマに、現地より生活費の相場とちょっとした節約のコツをお伝えいたします。
アイルランドの経済全般として物価指数(price index)は毎年上昇傾向にありますが、工夫をすることによって生活費を抑えることが十分可能です。ぜひ参考にしてください。

※2021年9月19日に現在の状況をもとにしている記事です。

食品

品物 ユーロ 日本円 メモ
お米(500g) 2.5ユーロから 325円ほど 少量パックの値段です。日本米に似たお米はSushi RiceやShort Riceと呼ばれています。
ジャガイモ(1kg) 49セントから 64円ほど 安くて新鮮で、アイリッシュバターと一緒に食べるじゃがバターやマッシュポテトは最高に美味しいです!
人参(1kg) 49セントから 64円ほど オーガニックの人参も69セントほどで購入可能です。
リンゴ 49セントから 64円ほど 日本のリンゴより小さめですが8個入ってこのお値段で買えます。
みかん 49セントから 64円ほど 5から10個入っていて、日本のみかんとほぼ味は変わりません。
フランスパン 69セントから 90円ほど こちらではバケット(Baguette)と呼ばれています。店内の焼き立てフランスパンでもこのお値段で購入できます。朝の焼き立て購入がお勧めです。
食パン(800g) 69セントから 90円ほど 日本の食パンより薄切りで日本ではサンドイッチ用とされているものがこちらでは主流です。日本より安く購入可能ですが、賞味期限が数日のみなので、残った食パンは早めに冷凍することをお勧めします。
チーズ(200g) 1ユーロから 130円ほど いろいろなチーズが売っています。特にアイルランド産のチーズは新鮮でおいしく、食べすぎ要注意です。
バター(125g) バター(125g) バター(125g) アイルランド産のバターは濃厚です。スコーンと一緒にどうぞ。
鶏・豚・牛肉(100g) 70セントから 91円ほど 鶏・豚・牛肉の金額の差はあまり感じられません。お肉屋さん(butcher)で購入したものはとても新鮮です。陽気な店員さんとの会話も楽しみながら買い物が楽しめます。最近では和牛(Wa-gyu)も購入できます。
鮭(2切れ) 鮭(2切れ) 520円ほど 魚介類は日本より少し高く感じます。
ツナ缶(1缶) 1ユーロから 130円ほど 水煮、サラダ油、オリーブオイル漬けなど種類も豊富です。
紅茶(80パック) 3ユーロから 390円ほど アイリッシュにとって欠かせないアイテム。一日数杯のティーを楽しみます。
ビスケット(200g) 39セントから 51円ほど 紅茶のお供に欠かせません。シンプルなティービスケットやジンジャークッキーなどがあります。
水(500ml) 50セントから 65円ほど 普通の水はstill water、炭酸入りはsparkling waterと言います。
牛乳(1000ml) 79セントから 103円ほど

日本ではあまり見られない2Lや3L用の牛乳も売られています。ちなみに 種類も豊富で、Full-fat、Low-fat(低脂肪牛乳)、semi-skimmed milk、Lactose-off milk、butter-milk (ソーダブレッドやお菓子を作る際に使用します)や、soy-milk、almond-milk、rice-milk、coconut-milk oat-milkなどがあります。

コーラ(500ml) 1ユーロから 130円ほど ダイエットコーラもあります。
ビール缶(500ml) 1ユーロから 130円ほど ドイツ、ポーランド、チェコからの輸入ビールは安いです。 アイルランド産ラガービールだと1.5ユーロから、ギネス(Guinness)は2.5ユーロぐらいです。
ポテトチップス(125g) 1ユーロから 130円ほど こちらではクリスプス(Crisps)と言います。特にテイト―(Tayto)社のポテトチップスはアイルランド国内でしか購入することができず(新鮮さを重要とし輸出をしていない)、アイルランドのお土産としても喜ばれます。

※1ユーロ=130円で計算しています。
※値段はセール時のもので、毎日がこの値段とは限りません。

  • セール売り場の様子

    セール売り場の様子

外食

品物 ユーロ 日本円 メモ
ハンバーガー単品(マクドナルド) 1ユーロ 130円ほど 味は日本のハンバーガーと変わりはないように思います。(アイルランドの方がちょっと美味しいという人もいます)
レストランでのハンバーガー(ポテト付き) 10ユーロほど 1300 円ほど 一口では食べきれないほどの厚さがあり、セットメニューは結構ボリュームがあります。
日本食レストランでのラーメン1杯 8ユーロから 1040円ほど お店にもよりますが日本のラーメンと比べるとどうしてもスープの味や麺など劣っているように感じます。日本食が恋しくなったときには、日本食レストランでのラーメン一杯は格別なものになるでしょう。
イタリアンレストランでのマルゲリータピザ 9.5ユーロから 1235円ほど アメリカンピザとは違い、生地は薄くふちはサクサクした触感(crispy)です。
パブでのギネスビール1杯 4.8ユーロから 624円ほど ただしダブリンでは一杯6ユーロ以上(780円ほど)します。味も多少地域によって変わるようです。
カフェでのコーヒー一杯 3ユーロから 390円ほど 缶コーヒーやペットボトルのコーヒーはあまり主流ではなく、カフェやパブでコーヒーを注文します。紅茶(ミルクティー)一杯の値段は2ユーロほどです。
アイルランドのチップ文化

チップに関しては、高級レストランやホテル以外は特に支払う必要はなく、チップの支払いは必須ではありません。(カフェで1ユーロほどテーブルに置いていくご年配のアイリッシュやレストランでいいサービスを受けたときなど気持ち程度に支払う方はいます)高級レストランやホテルでは支払い金額の10%から20%がサービス料として含まれていることもあるので、請求書(Bill)をもらった際、一度内容を確認してみてください。

日用品

品物 ユーロ 日本円 メモ
トイレットペーパー 1ユーロから 130円ほど 4ロールパックの値段です。日本のトイレットペーパーに比べると薄いと感じる人もいます。
シャンプー・リンス(250ml) 1.5ユーロから 195円ほど 少し小さめのサイズですが、日本の100均のようなお店で購入できます。
リネン品 5ユーロから 650円ほど 枕、枕カバー、ベッドシーツなど一式パックになっているものがお買い得です。
Tシャツ 5ユーロから 650円ほど 安いTシャツの購入も可能ですが、すぐによれてしまいます。
長袖 10ユーロから 1300円ほど 日本の長袖と比べると、腕の部分が長いように感じます。
20ユーロから 2600円ほど スリッパなどは5ユーロぐらいから購入できます。

交通費、通信費、娯楽

ダブリンの公共交通の運賃

ダブリンシティー内であれば主に使用する公共交通機関はダブリンバスと路面電車のLUASです。
どちらともLeap Cardの使用をお勧めします。
運賃は乗車するZoneによって金額が決まっていますが、
  • ダブリンバスの最安運賃はLeap Cardで1.55ユーロ、現金の場合は2.15ユーロ
  • LUASの最安運賃は1.54ユーロ、現金の場合は2.10ユーロ
その他Return Ticketや1Day Ticket, Weekly Ticket, Monthly Ticketなどもあり、状況に応じて購入することが可能です。

携帯電話の月額費用

日本と比べるとプランなどはとてもシンプルで、安く携帯電話が使用きます。最安値だと 携帯電話月額使用料9.99ユーロというプランがあります。
アイルランドではほとんどの公共交通機関、レストラン、カフェ、パブ、ショッピングセンター内で無料のWi-Fiが利用可能です。

主な娯楽施設の利用料

Student Cardを持っていれば、特別料金(5ユーロほど)で映画鑑賞も可能です。※曜日は各映画館によって違います。
時間帯や映画館によって多少値段は変わりますが、だいたいの一般大人料金は10ユーロ程度です。

図書館や博物館など無料の施設も多くあります。
もし入館料が必要な場合でも、第一水曜日は無料などいろいろお得な情報があるので、事前にホームページを確認することをお勧めします。
※アイルランドでは年に1回Culture Nightというイベントがあり、この日はほとんどの入館料が無料になります。2021年は9月17日でした。

アイルランドの消費税について

アイルランドの基本消費税率は23%です。ただし、日本のような均一消費税10%の支払いのようなシステムではなく、物によって消費税が変わります。大きく分けると3パターンに分けられます。
  • 消費税0%…生鮮食品(パン、牛乳、野菜、肉、魚など)
  • 消費税13.5%…加工食品(バター、チョコレート、公共料金など)
  • 消費税23%…その他(お酒、衣服など)
※お店での表示価格は全て税込みで記載されています。詳しく税額が知りたい場、レシートを確認してください。アイルランドは頻繁に税率や内容が変更することがあります。例えばコロナ禍のロックダウン中は消費税率23%のものが21%に一時期値下がりしていました。

免税手続きについて
免税手続きはとても簡単で、免税対象のお店で買い物をした後、レシートをもらい免税手続きをしたいと伝えると封筒と申込用紙(カードタイプの場合もあり)がもらえます。そこに必要事項を記載し、ダブリン空港内にあるポストに投函します。後日、指定した口座に入金があります。(ただし半年から1年後ぐらい期間を要します。気長に待ちましょう。たまに返金されない場合もあるようです。)

生活費を抑えるコツ

やはり食事の出費を抑えたいのであれば、自炊をすることだと思いますが、お勧めは「木曜日」に買い物をすることです。アイルランドでは毎週木曜日が「ショッピングデイ」と言われており、お店によっては木曜日だけ営業時間が延長されていたり、特価品が発表されたりとお得な買い物ができるでしょう。さらにセールの場合、よく「3 for 2」と書かれた文字をよく見かけます。これは英語で「3 items for the price of 2」と言う意味で、内容は同じ(または同類)のものを3つ購入しても金額は2つ分の支払いだけでよいというものです。実質、普段の支払いより30%ほど安く買い物ができます。また「Buy 1 get 1 free」(BOGOF)という表示もよく見られ、これは同商品を1つ購入するともう一つ同じものをもらえるというシステムです。
またアイルランドにはチャリティーショップがやセカンドハンド ショップが多くあり、ヴィンテージが好きな人や衣服の出費を抑えたい人は訪れる価値があります。
交通費の節約はリープカード(Leap Card)の使用をお勧めします。現金(Cash)で支払うより運賃が安く、また学生用Leap Cardであれば、飲食店や博物館などの入場料割引もしてくれます。

まとめ

ヨーロッパへの留学はすこし費用が高いイメージがあるかもしれませんが、アイルランドではうまく工夫することによって、生活費はかなり抑えられると思います。特に 生鮮食品は日本と比べると年中を通して安く手に入るので留学生にとってはとてもありがたいです。
また、留学中は普段の買い物はその国の文化や習慣などを知る良い機会と経験です。もちろん費用を抑えることも重要ですが、買い物の際はぜひそちら注目して、より充実した体験にしてみてください。

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